髙橋庄作酒造店の酒造り

米作りと酒造りの1年

Annual schedule

生き物を育てる酒造りで、全く同じお酒ができることはほぼありません。酒米づくりでも、その年々の気候はもちろん、土、風、水、陽のあたり全てが田んぼごとに違い、同じ品種であっても、それぞれおもしろいくらいに、その土地の性格がよくあらわれたお米に育ちます。

それはワインでいう「テロワール」そのものですが、日本酒の味わいは、原料であるお米と水以上に、作る”人”によって決まります。

とはいえ日々の米作り・酒造りのなか、気づかされたこの『土産土法』の醍醐味をお酒を通じて伝えたいというおもいがあります。

高橋庄作酒造店では、土地の薫りを人の手で、お酒の味わいに昇華させることを目指していきます。

4月 

醸 :皆造(かいぞう)

日本酒の仕込みすべての作業を終える節目、ここからは熟成管理・出荷作業が中心となります

農 :種蒔、苗づくり

日本酒の原料となる酒米作りの第一歩。田んぼを耕して元肥を撒き、田植えの準備も始まります

5月 

醸 :蒸溜酒づくり

会津娘の酒粕を蒸留してできた粕取り焼酎に、地元会津の様々な素材とジュニパーベリー(セイヨウネズの実)を漬け込んでジンを造ります

農 :田植え

種蒔きから約一カ月、逞しく育った苗で自社田8区画、計約4ha(2024年現在)の田植えを蔵人全員で行います

農 :摘蕾(てきらい)

自社の果樹畑で育てる会津銘産「みしらず柿」の摘蕾をし、健全な実が育つよう手入れをします。

6月 

醸 :蒸溜酒づくり

季節折々で収穫される果実や草木の新芽・花を摘み、アルコールに漬け込みジンのもととなるスピリッツを造ります

農 :除草

有機栽培で育てる酒米の田んぼでは除草剤を使いません。人力・除草機を使っておこなう除草作業がはじまります

農 :梅の収穫

自社の果樹畑、会津銘産「高田梅」の収穫と出荷作業

7〜8月 

醸 :酒造年度の始まり

酒造年度(BY…BreweryYear)は7月から始まります。熟成管理・出荷作業と並行して、新酒造年度の酒造りの準備を始めます

農 :摘果

摘蕾からやや育った「みしらず柿」の摘果をし、健全な実が育つよう手入れをします

農 :出穂(しゅっすい)

7月下旬、穂が出て、米の華が咲きます。

9〜10月 

醸 :酒造り

日をえらび、新酒造年度の酒造りがはじまります。ここから4月の皆造まで約8ヶ月。酒造期に入ります

農 :稲刈り

田植えから約100日、酒米の収穫をむかえます。刈入れた米は乾燥調整後検査を受け精米され、蔵にまた戻ってきます

農 :柿の収穫

酒造りと並行して、大きく育ったみしらず柿の収穫・出荷作業

11〜3月 

醸 :酒造り

寒仕込み、といわれる酒造りの最盛期

お米の品種ごと、生産者ごと、採れた田んぼごとの個性を表現する会津娘の酒造りにおいて重要な時期です

農 :剪定

雪のなか、芽吹く前にみしらず柿の剪定作業